phpプログラマが仕事を行う現場では、Web制作が行われているのが一般的です。Web制作現場の特徴として、Webサイトは一種の総合制作であることから、各分野の専門家が集まって共同して作業を行うことにより一つの作品を作り上げるという雰囲気が出来上がっています。一般的にはディレクターが中心となってその統括を行い、デザイナーがデザインしたWebサイトを実現するために各専門家が画像やイラスト、動画、文章などの素材を準備します。そして、母体となるHTMLのコードによってそれが一体化して一つのWebサイトとなっています。その際にアプリケーションを組み込んだり、様々なオブジェクトを埋め込むことでWebページの使い勝手を良くしたりすることがphpプログラマの仕事であり、しばしばHTMLのコードを作成することも兼任します。
参考になるWebページが多数あり、プログラミング自体は既存のものの転用でできることが多いことから、現場でのプログラミングが未経験であっても速やかに現場で活躍できるようになります。むしろコーダーの兼任が要求される場合が多いことからHTMLのコーディングに関して経験が必要とされることが多く、phpが扱えることはそれに付加価値をつけるに過ぎない場合も稀ではありません。他の専門家が制作した素材を集めて一つの形にすることがそういった場合の役割となるため、その責務も重大となる傾向があります。